離婚を宣言する前にすべきこと

※)私は専門家ではありません。経験したことを書いているだけなので、正確なことは専門家にご相談下さい。

離婚での争点は以下の3つです。

1.離婚に合意するかどうか
2.親権をどうするのか
3.金銭的なことをどうするか(養育費、財産分与、慰謝料など)

このうち、2、3について、離婚する前にすべきことがあります。逆をいえば、離婚する前に、2、3の準備をしないと、いざ離婚するときに不利に働くことがあります。

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離婚をする前に〜親権〜

残念ながら親権は子供に対する愛情の大きさでは決まりません。

子供が小さいなら母親に親権がいくと思って、間違いないでしょう。父親に親権がいくケースは母親が親権を放棄する場合や、母親に精神的な疾患や犯罪歴などがある場合に限られるようです。
実際、私が相談した弁護士は、「いや〜、親権はとれないよ。面接交渉権(別のページで説明しています)なら主張できるけどね。」と即答しました。

子供に「意識」がでてきたら子供の意志が尊重されるそうですが、やはり母親有利というのは変わらないようです。
ただ、母親でも子供を連れ去られると、多少弱いとのこと。どういうことかというと、子供の現在の生活が重要視されるので、たとえば、旦那が子供を実家に連れ去って、旦那の実家で旦那の母親と子供と円満な生活を送っていると旦那の方に親権が移る可能性があるそうです(噂話のレベルです)。

親権を考えるなら離婚する前から子供と一緒に行動しないといけないわけですね。つまり、離婚をするからといって、子供を家に置いて家出をすると親権に不利に働くことがあるそうです。

ちなみに、私の体験談ですが、元妻にある日いきなり子供を連れて実家に帰られて、そのまま実家から帰宅しませんでした。ただでさえ子供が小さくて親権をとれないのに、実家で生活基盤を築かれればもう終わりですよね。
もっとも、元々、親権を主張する気はなかったんですけどね。

離婚をする前に〜金銭的な問題〜

相手に離婚を言い出す前に財産の状況を把握しておくことも重要です。
たとえば、あなたが離婚したくて突発的に家を飛び出たとします。すると、相手に知識があれば、財産分与などでの支払いを少なくするために財産を隠してしまうことがあります。具体的には、以下の財産があった場合、銀行Bを隠してしまうという感じです。

・貯金(銀行A):50万円
・貯金(銀行B):60万円
・証券:200万円

弁護士といえども、個人の財産を調べることは困難です。なので、銀行Bを隠されると、どうしようもなくなります。
そこで、離婚を決意すれば、まずは銀行通帳などをすべて把握してコピーして証拠を残しておきましょう。
※)通帳を無断で持ち出すと、後々不利になるという話を聞いたことがあります。なので、コピーがいいと思います。ただ、私は専門家ではないので、詳しくは専門家に聞いてください。

ちなみに、通帳などの財産について、「名義」は関係ありません。たとえ、通帳や権利書などが配偶者の名義であっても、「結婚してからできたお金」であれば、あなたにも貰う権利があります。

・・・逆をいえば、いつ離婚を切り出されるかわかりませんので、財産の管理は、相手に任せずに自分ですることも重要ということですね。

・・・私は恋愛結婚だったので、こういうお金のことを言うことは恥ずかしいことだと思っていました。
しかし、実際に離婚してみるとわかったのが、外野がお金をせびってくることがあるということです。
うちの場合は、舅のお金に対する執着心が半端なかったですね。「お金をすべてとってやる!」ということを言われました
なので、金銭的なことも重要だと思った次第です。

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