なぜ、配偶者は、姑舅の暴言を放置するのか?

私は、姑舅の暴言に耐え切れずに、妻に「暴言をやめさせてよ。」と言ったことがあります。「ほんと、どうにかしてくれ!」と土下座をしたこともあります。

しかし、妻は一切、聞かず、動かず。
離婚になっても「あれは暴言ではない」「あれは親が子供を想うあまりにでてきた発言、アドバイス」だと言い張ります。

なぜ、妻は、自分の親(私にとっては姑舅)の暴言を放置するのでしょうか?もっというなら、どう考えても暴言なのに、暴言ではない、あれは親が子供を想っての言葉、アドバイスだと、的外れなことを言うのでしょうか。

結論から書くと「重度の実家依存(マザコン・ファザコン)」が原因だと思います。

では、重度の実家依存(マザコン・ファザコン)では、一体、何が起きているのか。
私の分析結果を書いてみます。

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重度の実家依存の家庭

重度の実家依存(マザコン、ファザコン)の家庭では、親が「細かいところまで、きめ細かく、指示する」「学校で何があったのかなどの子供のプライベートな話も、日々、細かく、報告させる」「何でも自分に報告させる(でも、大半は認めない)」ということをやります

そうすると、どうなるのか?

細かいところまで、細かく指示されると、子供は自分で考える必要がなくなります。つまり、このように育てられた子供は、「考えるチカラ」が育たないのです。

また、親にイチイチ、報告させることで、子供は親に報告しないと動けなくなります。また、同時に、親が正しいことかどうか判断して、子供に考えさせることなく、子供に親の考えを押し付けることで、子供は親なしでは何もできなくなります

そうやって、子供は、自分では何も考えられない「親の指示通りに動くロボット」になります。もちろん、親の命令なしでは、何もできません。
※)もっとも、このような親を持つ子供の全員が、下記のようになるわけではありません。

このようにすれば、親は、どのようなメリットがあるのか?

子供が自立すれば、親元から離れて、親は寂しい思いをしますが、いつまで経っても、親元から離れない子供ができます。当然、このような子供は、自分の足で立てません。生活できません。精神的にも未熟なままです。でも、このようにする親は、子供が親元から離れるよりも、子供が未熟なままの方がいいのでしょう。

ちなみに、親が大金持ちで、子供の人生に一生、責任を持てるなら、これもアリだと思いますが、普通の家庭では、親の方が遥か先に死にます。また、自分の生活で一杯一杯のはずです。なので、普通は、子供に、自分の足で立てるように、自立させるのが親の役目だと思うんですけどね。

その他にもメリットはあります。

たとえば、親は、子供の配偶者に暴言を吐いたり、酷いことをしても、いつも子供は親の味方になってくれます。もちろん、そうすることで、子供の家庭が壊れても、親はOKです。逆に、自分の子供が、実家(つまり自分の家)に出戻ってくれるので、ラッキーとしか思わないのでしょう。孫も連れて、出戻ってくれば、更にラッキー!

というわけで、このようにすることで、親の手元に、一生、子供を縛り付けることができます。子供の人生、孫の人生は、知ったことではないということなのでしょう。自分さえ良ければ、すべてよし!

また、子供は、自立できない未熟なだけなのに、世間からは「親孝行」として褒めらてしまいます。だから余計に増長します。

ちなみに、個人的には「親孝行」と「親元から離れない」は、一見すると、同じように見えますが、「大違い」だと思っています。

・親孝行:子供が自立した後で、親の面倒をみる
・親元から離れない:子供が自立できない未熟なままなので、親元から離れない

本当に親孝行な人は、自分の家庭も大切にします。
また、その親も子供の幸せが一番なので、子供の家庭を大切にします。


しかし、親元から離れない人は、自分の家庭を顧みないですし、自分の親のためなら、自分の家庭が壊れてもOKと思うようです。
しかも、その親は、自分が一番なので、平気で子供の家庭を壊しますし、それが悪いことだと一生気が付かないようです。

というわけで、重度の実家依存(マザコン・ファザコン)の人は、親の言うことが絶対で、親の指示を仰ぎます。
だから、配偶者である、あなたが何を言っても、その声は届かないのです。

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